学会の詳細抄録が完成し、一息つきました。実証実験も順調に進み、あとは定量評価に向けてデータを蓄積し、実証実験で出てきた課題を解決してシステムの改善をしていくばかりとなりました。
それと並行して卒業論文の準備を進めていきたいと思います。まずは先行研究の調査です。システム開発を開始する前に先行研究の論文は読みましたが、読みっぱなしでまとめてきませんでした。しかし、卒論では先行研究について関連する研究の要約と今回の研究との違いについて触れなくてはなりません。
そこで、次回から先行研究の論文を読んでスライド5枚程度にまとめ(緒論、方法、結果、考察、結論)10分ほどの発表をしてはどうでしょうか。
今回の研究のコンセプトに「家族健康記録(FHR)」があります。そこで、家族で高齢者を見守るというコンセプトの研究について調べてはどうでしょうか。例えば、「第四次産業革命時代におけるヘルスケアサービス分野のデジタルトランスフォーメーション等に関する調査研究」なんかどうでしょうか。
また、スマートデバイスで高齢者のバイタルをモニタリングする試みとしてスマートウォッチによる心電図の計測が最近話題を集めています。先進的な取り組みとして調べておくとよいかもしれません。例えば「腕時計型脈波モニタリングデバイスによる心房細動の検出の妥当性に関する研究」というのがあります。
これは、研究ではありませんがタカラトミーという玩具メーカーから「あみちゃん」という高齢者をターゲットとしたAI人形が出ています。モニタリングではありませんが、スマートスピーカーのチャットボットと通じるところがあり、将来的にはこうしたAI人形が高齢者の健康管理のユーザーインターフェースになるのではないかと思います。そこで、このAI人形について調べてみるのも面白いかもしれません。
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